校長あいさつ

校長挨拶                                 

              

               令和8年4月2日 校長 多田 朋子

 

 埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校新座柳瀬分校は、令和6年4月に埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校高等部の分校として開校いたしました。今年度は開校3年目、初めて3学年が揃う「完成年度」です。3学年計47名の生徒がさまざまな特色ある学習活動に日々挑戦しています。

 

 埼玉県では、平成20年度よりこの「高校内分校」が開設されています。当時は「高等部生徒の職業教育の充実」「ノーマライゼーションの実現」「知的特別支援学校の教室不足への対応」の3点が掲げられ、高校のみなさんのご協力のもと、生徒も教職員も手探りながらも新しい形の学校づくりに情熱を傾けていたものです。

 それから時がたち、各分校の取組が高く評価され、令和3年度から毎年度新しい分校が開校し、現在では13校となりました。新座柳瀬分校も先輩分校の成果から学び、新座柳瀬分校ならではの良さを創っていきたいと考えています。

 

 新座柳瀬分校の学校教育目標は、「共に学び 絆を深め 互いに高め合う ~笑顔 意欲 自信~」です。この学校教育目標のもと、新座柳瀬分校での3年間の学びを通して、

・思いやりや協調性があり、他者を尊重できる生徒

・進んで地域や社会とかかわり、貢献できる生徒

・多様な社会に柔軟に適応し、その中で自分の役割を果たすことができる生徒

になってほしいと願っています。また、所沢おおぞら特別支援学校の分校ですので、共通する言葉を入れたいと思い「絆を深め」という言葉を入れました。これは、分校と本校、分校と新座柳瀬高校との良好な関係をしっかりと築きながら、生徒、教職員、そして本分校が成長していってほしい、という願いを込めています。

 

 完成年度となる今年度は、「いつ」「なにを」「どのように」学ぶのか、新座柳瀬分校での3年間の学びをあらためて整理していきます。また、「デュアルシステムを中心としたキャリア教育」や、「野外活動をはじめとする体験的な学習」を通して、生徒一人一人の自立と社会参加を目指し、自分らしい将来を描いていけるよう支援してまいります。

 

 新座柳瀬高校のみなさま、地域のみなさまのお力をいただきながら、生徒と教職員とで力を合わせ、生徒が安心して学び、成長できる学校づくりに取り組んでまいります。

 

 

 

校長室より

校長室より

第3回入学式 式辞

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。

中学校までとは違い、朝・帰りの通学時間の長さ、電車の利用、授業の雰囲気など、戸惑うことも多いと思います。

でも、心配することはありません。今みなさんが感じているような戸惑いは、おそらく日本中の高校1年生が感じていることだからです。

時間が経つと少しずつ慣れていきます。ゆっくり、あせらないでくださいね。

 

式辞を掲載します。

この式辞を作るとき、「伝えたいことは同じだなあ」と思って、結果的に昨年度とほぼ同じ文章になっています。

これは年間を通して、繰り返し、少しずつ形を変えながら生徒たちにお話してきたことでもあります。

 

* * * * *

式辞

 ただ今、呼名しました十五名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 本日、ご来賓の皆様にご臨席いただき、このような晴れやかな式で皆さんを迎えられることを、校長として、たいへんうれしく思っています。

 

 今日から皆さんは、埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校 新座柳瀬分校の生徒として、新しい一歩を踏み出します。

 皆さんに二つ、お話をします。

 一つ目、先輩たちと協力して、この新座柳瀬分校を創っていってください。

 皆さんご存じのとおり、新座柳瀬分校は、開校三年目です。今日、皆さんが入学して、初めてさん学年が揃います。これを、「完成年度」と言います。

 これから、先輩や先生と一緒に、どんな学校にしたいかを考え、試行錯誤しながらいろいろなことを決めてほしいと思います。これは、簡単なことではありません。行事や学習の場面で、どんな学校にしたいかを皆で出し合い、そのためにはどうしたらいいかを考え、協力して、よい学校にしてほしいと思います。新座柳瀬分校の歴史を作るのは、みなさんです。

 二つ目、「なぜ、なんのために、この新座柳瀬分校で学ぶのか」をいつも考えてください。

 皆さんは、なぜ、この学校を選んだのでしょうか。高校生との交流が充実している、職業の授業でさまざまな作業を経験できる、「野外活動」に挑戦してみたい、教科の学習を頑張りたい、将来会社で働きたい、など、一人一人、理由は違うと思いますが、新座柳瀬分校を選んだ理由があるはずです。なぜここで学びたいと思ったかを、忘れないでほしいと思っています。

 3年間の高校生活では、楽しいこともたくさんありますが、時には、うまくいかないことや悩むこともあるでしょう。そんなとき、「なぜ、なんのために、この学校で学ぶのか」がしっかりしている人は乗り越えることができ、さらに大きく力を伸ばすことができます。「なぜ、なんのためにここで学ぶのか」を自分に問い続ける3年間であってほしいと思います。

 

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日の入学を迎えるにあたり、これまでのご家族の支えに心より敬意を表します。

 分校での学びは、3年間という限られた時間です。私たち教職員は、生徒一人一人の自立と社会参加を実現するため、皆様の思いを十分に受け止めながら、日々の指導に全力で取り組んでまいります。

 本校の教育に対して、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、本日入学されました15名の新入生の皆さんの学校生活が、充実したものとなりますことを期待して、式辞といたします。

 

               令和8年4月9日

      埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長  多田 朋子

 

 

令和8年度第1学期始業式 校長の話

令和8年度が始まりました。

始業式を行う教室に入ると、なんだか雰囲気が違います。

話し始めると、真剣に聞いて、自分事として考えようとしていることが伝わってきました。

 

毎年とても不思議なのですが、3月の修了式と4月の始業式では生徒たちの様子はがらりと変わります。一言で言うと、ぐっと大人になるという感じです。間には2週間程度の春休みがあるだけなのに、です。

一つ学年が上がる、先輩になる、ということが生徒たちにとってどれほど学びの多いことなのかと改めて思います。

 

いつも、話の中で問いかけるとみんな一斉に下を向くので、今日は趣向を変えて「すごく難しいクイズ」を出してみました。

学校は間違ってもいいところ、間違っても笑われたりすることはない、ということをわかってほしいと願っています。

 

* * * * *

 おはようございます。

 今年度も校長は私ですが、教頭先生が変わりました。みなさん、よろしくお願いします。ほかにも新しい先生がたくさんいますので、あとで紹介があります。楽しみにしていてくださいね。

 

 まず、進級、おめでとうございます。2年生、3年生になりましたが、今の気持ちはどうでしょうか。今日の態度、表情、とても立派です。2年生になった、3年生になった、頑張るぞという感じが伝わってきます。1年間、頑張りましょう。

 

 今日のお話はこの2つです。

 一つ目は「春の言葉」、二つ目は「分校の歴史を作る」です。

 

 まず、「春の言葉」の話をします。今日はわざと、すごく難しいクイズにしてあります。みんな分からないと思いますから、間違ったらどうしようという心配はいりません。こうかな?と思ったら手を挙げてくださいね。

 1番目は「夢見草」。これは、何のことだと思いますか?

 ヒントは、春に咲く花。咲いている様子が夢のようだ、ということからこの名前が付いたそうです。もう一つのヒントは、学校によくある木に咲く花。咲き終わって、今は散ってしまいました。

 そうですね、答えは「桜」です。夢を見ているような気持ちになるから「夢見草」というそうです。

 2番目は「桜桃(おうとう)」桜の桃。何のことだと思いますか?

 ヒントは、桜の木になるもの。実がなるのを見たことがありますか?あの実を何というでしょうか。

 答えは「さくらんぼ」です。学校の桜の木の実は、美味しいさくらんぼにはならないので食べないでくださいね。

 3番目「鼓草」。つづみというのは日本の楽器です。こういう形の草という意味らしいのですが、なんだと思いますか?これは、形を考えても分からないと思うので、ヒントを出します。地面に生えている草で、花は黄色。なんでしょうか?

 答えは「たんぽぽ」。たんぽぽの茎を割くとくるっとまるまって、それが鼓の形に似ているからだそうですが、これはとっても難しいですね。

 今日はクイズにしましたが、季節の話や天気の話は、会話のきっかけになります。「道にチューリップが咲いていたね」とか「今日は雨が降るらしいよ」などのちょっとした話ができるようになってくださいね。これができると大人の人と話すときや、初めての人と話すときにも、ちょっと気が楽になりますよ。

 

 二つ目は「分校の歴史を作る」の話をします。

3学期の修了式でお話しました。令和8年度は、3学年が揃う「完成年度」です。1年生から3年生までの47人が力を合わせて、分校の歴史を作っていきましょう。

 

 今日のお話は以上です。

令和7年度修了式 校長の話

早いもので、令和7年度の修了式になりました。

私はふだんは本校にいるので、分校の生徒たちと毎日会えるわけではありません。でもその分、話を聞くときの視線やちょっとした反応で成長を感じ、とても楽しい1年でした。

 

高校生の1年間というのは、ぐんと大人になる時期です。

悩んだり、うまくいかなかったりしたときもあったと思うのですが、それも含めて充実した1年だったことが伝わってきました。

 

新座柳瀬高校のみなさま、保護者のみなさま、地域のみなさまの温かいご支援により、生徒たちの学びが広がり、充実していることに、改めて御礼申し上げます。

     新座柳瀬高校*校門近くの花壇は春らんまん*

 

* * * * *

修了式 校長の話

 

 おはようございます。

 今日は、修了式です。

 3学期はどうでしたか。始業式の時にそれぞれ目標を立てたと思いますが、振り返ってどうだったでしょうか。目標達成できた人も、あと少しだった人もいると思いますが、「頑張ったこと」と「これからの課題になること」を自分で確認することはとても大事です。ぜひ、振り返りをしましょう。

 

 さて、このスライドは、始業式の時にお話したものです。

 私の「今年の漢字」は「共」という字にします、という話をしました。「自分以外の人と一緒に、協力することを大事にしていこうと思っています」という話をしたと思います。

 1年生の国語の授業で、書初めをしましたね。「この1年間で育てたい心」を決めて書いたときの写真です。「優しい心」「元気な心」「律する心」など、それぞれが自分の育てたい心を考えて選びました。とてもいい勉強だと思って、掲示してあるのを見てうれしかったです。どうでしょう、このとき書いた「育てたい心」は育っていますか。令和8年はまだ続くので、少しずつ育てていきましょう。

 

 3学期には「卒業生による進路講演会」もありました。このとき、2年生のみなさんは真剣に話を聞いて、よく考えて質問をしていました。さすが2年生だと思いました。とても立派でしたよ。

 卒業生の話の中で、二人とも「自分からあいさつをすることを心掛けている」と言っていました。これはとても大事なことだと思います。挨拶をされて嫌な人はいません。言った方も言われた方も気持ちが明るくなるのが挨拶です。挨拶は人と人との関係を作る第一歩と言われています。学校の中でも、デュアルシステムや実習に行くときにも、挨拶を大事にしてほしいと思います。

 

 この1年、私が見て、皆さんが成長したと思うことをお伝えします。  それは、「メモを取る」ということです。大事だと思うことをメモする、これは社会人への第一歩です。ぜひ、続けましょう。

 

 最後のお話です。

 4月からは、2年生は3年生に、1年生は2年生になります。先輩として、新入生にどんなことを教えてあげますか?ここにいる全員が先輩になるので、一人一人考えてみてください。

 令和8年度は1年生から3年生まで揃う、初めての年です。これを「完成年度」と言います。ここから新座柳瀬分校の本当の歴史が始まります。みんなでいい学校にしていきましょう。

以上で今日のお話を終わります。

令和7年度第3学期始業式 校長の話

分校HPのトップページに新年の富士山の写真が掲載されていますが、

ここ埼玉では冬晴れの毎日です。

 

さて、3学期が始まりました。

代表生徒の作文発表では、「時間を意識して行動する」「忘れ物をしない」「4月からは後輩が入ってくるので教えられるようになりたい」など、しっかりした言葉で抱負が語られました。

 

3学期は短いですが、一人一人が充実した学校生活を送れるよう、職員一同サポートしていきたいと思います。

 

 

以下、私の話を掲載します。

   * * *

あけましておめでとうございます。 

冬休みはどうでしたか。

今日、皆さんの元気な顔を見ることができ、とてもうれしいです。

私の冬休みは・・・

これはなんでしょう、分かる人はいますか?

箱根駅伝ですね。関東の大学が競う駅伝大会です。

私は箱根駅伝が好きで、毎年楽しみにしています。

 

さて、3学期は、1年間のまとめの学期です。

「3学期の終わりにはこうなっていたい」という目標をしっかり決めて、一歩一歩頑張ってほしいと思います。

 

2学期の終業式の時、このスライドで「1年を表す漢字」の話をしました。

令和8年のはじめなので、目標を漢字1文字で表してみました。さて、私の1字は何だと思いますか。

答えは、これです。「きょう」や「とも」と読みますね。

意味は「ともに、一緒に」です。周りの人とのつながりを大事にする1年にしたいと思っています。

みなさんの今年の目標を漢字1文字で表すと、何になりますか。考えてみてください。

 それでは、今日のお話は以上です。

令和7年度第2学期終業式 校長の話

 たくさんの行事があった2学期が終わりました。

 1学期の始業式の時には問いかけてもなかなか反応してくれなかった生徒たちですが、新しい校長に少し慣れてきたのかリアクションが増えてきました(ちょっとうれしい…)。

 

 代表生徒による「2学期を振り返って」の作文発表では、次のような話がありました。

・行事が心に残っています。

・挨拶、質問など、少しずつ成長したと思います。

・3学期はさらに頑張っていきたいです。

 自分の成長が感じられる、次の課題がわかる、みんなと一緒に頑張ろうと思える。大人でも難しいことですが、分校での学びを積み重ねているからこそ出た言葉だと思います。頼もしい発表でした。

 

 今回の私の話は以下のとおりです。

   * * *

 みなさん、おはようございます。

 今日は2学期の終業式なので、2学期にあったことを振り返りたいと思います。

  2学期はたくさんの行事がありました。

雲雀祭、修学旅行、体育祭、おおぞら祭、マラソン大会 ・・・

 ほかにも、地域での販売活動やデュアルシステムなどもありました。

一番心に残っているものは何ですか?

 

 マラソン大会の時、閉会式でみなさんの感想を聞いたら、たくさん手が挙がりました。

 多くの人は「大変だった」「きつかった」でも「頑張ったと思う」「限界を超えた」という感想でしたね。

 すごく苦しかったけれど頑張った、その経験はきっとみなさんの力になっていると思います。

 

 さて、毎年、「その年の世相を表す漢字」を披露するものがありますが、聞いたことがありますか。今年は「熊」だそうです。

 熊の出没が例年より多く、亡くなった人もたくさんいました。また、ジャイアントパンダが中国に帰った、そのことも選ばれた理由だそうです。

 皆さんだったら、「自分の今年の1字」は何にしますか?

 

 明日からは冬休みです。健康に気を付けてよいお年をお迎えください。

 今日のお話は以上です。

  * * *

 新座柳瀬高校の先生方・生徒の皆さん、デュアルシステムや現場実習、地域清掃等で学習の機会を提供してくださっている地域の皆様、保護者の皆様、令和7年も本校へのご理解、ご協力ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

体育祭にて

 先週、新座柳瀬高校の体育祭がありました。

 高校と分校が一緒に行う体育祭。朝はだいぶ気温が下がりましたが、青空のもと、開催することができました。

 生徒たちにとってはもちろんのこと、私にとっても学びの多い素敵な1日でした。

 まずは、開会式での私の挨拶を掲載します。

 *  *  *  *  *

 皆さん、おはようございます。分校の校長の多田です。

 多くの皆さんとは、今日がはじめまして かもしれません。実は、特別支援学校はどんなに大きな学校でも400人ぐらいしか生徒がいないので、こんなにたくさんの生徒の皆さんを前にして、とても緊張しています。でも、せっかくお時間をいただいたので、ひとつお話をします。

  私は小さい頃から運動が得意ではなかったので、小中学校の運動会、体育祭はどちらかというとあまり楽しみではありませんでした。皆さんの中にもそういう人もいるかもしれません。

 でも、高校の体育祭は違います。

 仲間と協力し合う、応援する、真剣に勝負する など、みんなの力で盛り上げる体育祭は、高校生ならではだと思います。

 今日は、新座柳瀬高校と新座柳瀬分校の皆さんが、一緒に体育祭を開催できることを、とてもうれしく思います。

 ぜひ、最後まで楽しい体育祭にしてください。以上です。

 *  *  *  *  *

 大勢の高校生たちが、この短い挨拶そのままのように、みんながみんなを応援し、盛り上げ、力いっぱい勝負している姿は、見ていて本当に感動的でした。

 そして、分校生もとっても楽しそうでした!これが何より。

 大縄跳び99回の大記録は、高校内分校の歴史の中でも、例を見ないのではないかと思います。

 きっと、新座柳瀬高校の先生方が、さりげなくさまざまなルールを工夫してくださったおかげだと思います。ありがとうございました。

                                                

所沢ブロック校長会 フードデザインのお菓子をお出ししました

10月6日、おおぞら本校にて所沢ブロック校長会が行われました。

これは、所沢市内にある本校を含めた県立高等学校と特別支援学校の校長の集まりです。

せっかくの機会なので、フードデザインで生徒が作ったお菓子をご用意しました。

校長先生方は、「それは楽しみです!」とおっしゃってくださいました。

 

どなたかに差し上げる、食べていただくということは、生徒たちにとっても、よい学びだと考えています。

令和7年度第2学期始業式 校長の話

分校は今日から2学期が始まりました。

先に多目的室にいたら、生徒たちが元気に入ってきました。

楽しい夏休みだった?学校が始まってみんなに会えてうれしい?どちらでしょう…

 

2学期は、分校生にとって行事が盛りだくさんで、とても忙しい毎日です。

たくさんの行事があるということは、それだけ成長のチャンスがあるということ。各学年の代表者の作文では「前回の実習の反省点を忘れずに頑張ります」「困ったときには先生に聞けるようになりたいです」など、しっかりした決意が述べられていました。

忙しい日々を通して、自分のことだけではなく周りの人のことを考えられる分校生であってほしいと思います。

 

今日の話は以下のとおりです。

 おはようございます。

 皆さん夏休みはどうでしたか。

 毎日とても暑かったので、夏バテの人もいたのではないかと思います。

 宿題は終わりましたか。

 

 ちなみに、私は鬼怒川温泉に行ってきました。小学校の修学旅行で日光に行った人が多いと思いますが、その近くです。

 さて、これは階段です。キスゲ平というところにあり、山の上までずっと続いています。なんと、1445段もあるそうです。

 登る前、階段の下にいるときはいい天気だったので、上からの景色を楽しみに頑張って登りました。1445段は本当に大変でした。頑張って登ったのですが頂上はくもっていて、なにも見えませんでした。晴れていたら、こんなふうに雲海が見える日もあるそうです。次の日から筋肉痛になってしばらく大変でした。

 1445段は本当に大変でしたが、少しずつ登るとゴールに近づきます。みなさんも、苦手なことや大変なことがあっても、少しずつチャレンジしてみてください。

 ほかには、SLにも乗りました。この機関車は昭和16年に作られたものだそうです。今から80年以上前です。北海道で長く走った後、今は東武鉄道のSLとして活躍しているそうです。

 

 さて、今日から2学期です。2学期はたくさんの行事があります。すぐあるのが雲雀祭です。職業班の販売準備など、これから忙しくなると思いますが、ぜひどの行事も楽しんでください。

 そして、「みんなが本当に楽しく過ごせるにはどうしたらいいか」を考えてほしいと思います。みなさんは高校生なので、どうしたら仲間がみんな楽しめるか、お客さんが楽しめるかを考えてください。

 

 それから、学校の授業ではありませんが、もうひとつお話します。

 11月に、日本で初めて「デフリンピック」が開催されます。

 デフリンピックは、きこえない・きこえにくいアスリートのための 国際的なスポーツ大会です。「デフ」は耳が聞こえない・聞こえにくい、という意味で、「オリンピック」とつなぎ合わせて「デフリンピック」です。大きな国際大会なので、ニュースやネットでも見てみてください。

 この絵は、目で見てわかるように、陸上のスタートの合図をランプの色で示しているところです。ぜひアスリートたちを応援しましょう。

 

 それでは、これで私からのお話を終わります。

 

 

令和7年度第1学期終業式 校長の話

 おはようございます。

 今日は1学期の終業式です。

 

 さて、1学期を振り返って、どうでしたか。

 1年生のみなさん、分校の生活には慣れましたか。

 少し自分で考えてみましょう。4月と比べて、「自分は成長した」と思うところはありますか。

 2年生のみなさん、先輩になって1学期が過ぎました。始業式には、「1年生にいろいろ教えてあげてください」とお話ししました。どうでしょう、何を教えてあげたでしょうか。また、1年生の時の自分と比べて、「成長した」と思うことはどんなことでしょうか。できるようになったことや気持ちの成長について、自分で振り返ってほしいと思います。

 

 私から見て、挨拶、返事、きびきびした動き、どれも分校生らしい態度が身についてきたと思っています。この前の学校説明会の時に案内してくれたみなさんの挨拶は本当に立派でした。どこの生徒だろうと思ったらうちの生徒だったので、自慢したい気持ちになりました。ぜひこれからも分校生らしい態度を磨いてほしいと思います。

 

 明日から夏休みです。そこで問題です。これは何でしょう。

「ミャクミャク」と言いますね。何のキャラクターでしょうか。今、「EXPO2025大阪・関西万博」が開催中です。テレビで見たことがありますか。

 万博が行われている場所は、この地図を見てください。大阪湾の「夢洲(ゆめしま)」というところで行われています。

 次の問題、大阪・関西万博の正式名称はなんでしょう。「万博」とはなんの略でしょうか。

 答えは「2025年日本国際博覧会」だそうです。万博だから万国博覧会だと思っていたのですが、違いました。 

 万博というのは、「世界中からたくさんの人やモノが集まるイベント」であり、「地球規模の様々な課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場」だそうです。英知というのは「優れた知恵」のことです。

 これまでの万博では、次のようなものが発明されたそうです。

・エレベーター(1853年、ニューヨーク万博)

・電話(1876年、フィラデルフィア万博)

・ファミリーレストラン、ワイヤレステレフォン、電気自動車、動く歩道(1970年大阪万博)

・ICチップ入り入場券、AED、ドライミスト(2005年愛知万博)

 今は当たり前のものも、実は万博をきっかけに発明されたというものはたくさんあるのですね。今回の万博で紹介されているものも、いつかは当たり前になるのかもしれません。

 

 私は万博に行きたいなあと思うのですけれど、行かれそうもないので、ホームページを見てみました。これはその画面なのですが、「会場ライブカメラ」がありました。会場の今の様子が見られます。平日だし暑いけれど結構人がいるんだなあ、なんて思いながら見てみました。面白かったです。

 もう一つ、「バーチャル会場」というものもありました。自分のアバターを作って、バーチャルの会場を見て回れるようです。こちらはまだちょっとやってみていないのですが、面白そうです。行けない分、ホームページをあれこれ見て、行った気持ちになってみたいと思います。

 さて、最後のお話です。大阪・関西万博は、「SDGs(持続可能な開発目標)」を進めるための大事なきっかけと言われています。今日はSDGsについてはお話しませんが、これからの社会を担っていくみなさんには、ぜひ取り組んでほしい大事な考え方なので、調べたり、考えたりしてください。

 

 明日から夏休みです。部活や勉強、遊びなどの予定があると思います。暑さには十分気を付けて、充実した夏休みを過ごしましょう。

第2回入学式式辞

 ただ今、入学を許可しました16名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 本日、ご来賓の皆様にご臨席いただき、このような晴れやかな式で皆さんを迎えられることを、校長として、たいへんうれしく思っています。

 

 今日から皆さんは、埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校 新座柳瀬分校の生徒として、新しい一歩を踏み出します。

 皆さんに二つ、お願いがあります。

 一つ目は、先輩たちと協力して、この新座柳瀬分校を創っていってください。

 皆さんご存じのとおり、新座柳瀬分校は、開校2年目です。まだまだ、完成しているわけではありません。先輩や先生と一緒に、どんな学校にしたいかを考え、試行錯誤しながらいろいろなことを決めてほしいと思います。これは、簡単なことではありません。行事や部活動、さまざまな学習の場面で、どんな学校にしたいかを皆で出し合い、そのためにはどうしたらいいかを考え、協力しながら、新座柳瀬分校の歴史を作ってくれることを期待しています。

 二つ目は、「なぜ、なんのために、この新座柳瀬分校で学ぶのか」をいつも考えてください。

皆さんは、なぜ、この学校を選んだのでしょうか。高校生との交流が充実している、職業の授業でさまざまな作業を経験できる、「野外活動」に挑戦してみたい、教科の学習を頑張りたいなど、一人一人、理由は違うと思いますが、なぜここで学びたいと思ったかを、忘れないでほしいと思っています。

 3年間の高校生活では、楽しいこともたくさんありますが、時には、うまくいかないことや悩むこともあるでしょう。そんなとき、「なぜ、なんのために、この学校で学ぶのか」がしっかりしている人は乗り越えることができ、さらに大きく力を伸ばすことができます。「なぜ、なんのためにここで学ぶのか」を自分に問い続ける3年間であってほしいと思います。

 

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日の入学を迎えるにあたり、これまでのご家族の支えに心より敬意を表します。

 分校での学びは、三年間という限られた時間です。私たち教職員は、生徒一人一人の自立と社会参加を実現するため、皆様の思いを十分に受け止めながら、日々の指導に全力で取り組んでまいります。

 本校の教育に対して、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本日入学されました16名の新入生の皆さんの学校生活が、充実したものとなりますことを期待して、式辞といたします。

 

 令和7年4月9日

    埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長  多田 朋子