校長室より

第3回入学式 式辞

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。

中学校までとは違い、朝・帰りの通学時間の長さ、電車の利用、授業の雰囲気など、戸惑うことも多いと思います。

でも、心配することはありません。今みなさんが感じているような戸惑いは、おそらく日本中の高校1年生が感じていることだからです。

時間が経つと少しずつ慣れていきます。ゆっくり、あせらないでくださいね。

 

式辞を掲載します。

この式辞を作るとき、「伝えたいことは同じだなあ」と思って、結果的に昨年度とほぼ同じ文章になっています。

これは年間を通して、繰り返し、少しずつ形を変えながら生徒たちにお話してきたことでもあります。

 

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式辞

 ただ今、呼名しました十五名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 本日、ご来賓の皆様にご臨席いただき、このような晴れやかな式で皆さんを迎えられることを、校長として、たいへんうれしく思っています。

 

 今日から皆さんは、埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校 新座柳瀬分校の生徒として、新しい一歩を踏み出します。

 皆さんに二つ、お話をします。

 一つ目、先輩たちと協力して、この新座柳瀬分校を創っていってください。

 皆さんご存じのとおり、新座柳瀬分校は、開校三年目です。今日、皆さんが入学して、初めてさん学年が揃います。これを、「完成年度」と言います。

 これから、先輩や先生と一緒に、どんな学校にしたいかを考え、試行錯誤しながらいろいろなことを決めてほしいと思います。これは、簡単なことではありません。行事や学習の場面で、どんな学校にしたいかを皆で出し合い、そのためにはどうしたらいいかを考え、協力して、よい学校にしてほしいと思います。新座柳瀬分校の歴史を作るのは、みなさんです。

 二つ目、「なぜ、なんのために、この新座柳瀬分校で学ぶのか」をいつも考えてください。

 皆さんは、なぜ、この学校を選んだのでしょうか。高校生との交流が充実している、職業の授業でさまざまな作業を経験できる、「野外活動」に挑戦してみたい、教科の学習を頑張りたい、将来会社で働きたい、など、一人一人、理由は違うと思いますが、新座柳瀬分校を選んだ理由があるはずです。なぜここで学びたいと思ったかを、忘れないでほしいと思っています。

 3年間の高校生活では、楽しいこともたくさんありますが、時には、うまくいかないことや悩むこともあるでしょう。そんなとき、「なぜ、なんのために、この学校で学ぶのか」がしっかりしている人は乗り越えることができ、さらに大きく力を伸ばすことができます。「なぜ、なんのためにここで学ぶのか」を自分に問い続ける3年間であってほしいと思います。

 

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日の入学を迎えるにあたり、これまでのご家族の支えに心より敬意を表します。

 分校での学びは、3年間という限られた時間です。私たち教職員は、生徒一人一人の自立と社会参加を実現するため、皆様の思いを十分に受け止めながら、日々の指導に全力で取り組んでまいります。

 本校の教育に対して、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、本日入学されました15名の新入生の皆さんの学校生活が、充実したものとなりますことを期待して、式辞といたします。

 

               令和8年4月9日

      埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長  多田 朋子